2015年09月11日

「鈍ってる気がする」






真夜中から警報続きの一日だった。


きのう、茨城の被害報道をニュースステーションで見てから眠りについて数時間後、午前2時半に電話がなった。

目覚まし時計は4時にセットしてある。

まるで予期せぬ電話は悪い知らせで、
先発で庄内へ向かった仲間からだった。


トラックが深水にはまり、水没したと電話してきたのだった。

「真夜中にスンマセン、誰も電話がつながんねえんすよ、どうしたらいいっすかね」

困った末のヘルプだ。

「渡辺さん、角田行きっすよね?
アチコチでやべえコトになってますよ。」


まさに、アラートの電話だった。



ともかく配車係への連絡を取り続けるよう伝え、自分もテレビで大雨特別警報を知る。

宮城県もか!?

寝ぼけじゃなく、現実だった。
避難勧告、避難指示、避難準備情報、
県内ほとんどの地域がヤバいことになってた。


(行けるのか?たどりつくのか?)

直感的にざわざわする、
多賀城、仙台、名取、亘理、角田、
道筋が思いつかない報道を目にしつつ、会社へ向かいトラックへ乗り込んだ。

夜明け前の暗い道を走り出すのは恐怖だ。
はたして向かってよいものか、不安を抱える出発だが、中止の指示も無ければ走り出すのがドライバーの心理ってヤツじゃろね。

実際、恐怖心が先に立つ。
水のチカラを見せつけられた経験もあるし、茨城の映像も見たばかりだ。

それでも走り出すのは愚かな行為かとおもう、危機感が鈍りつつあると、自分自身が感じてた。


行政が「命を守る行動を」と情報発信しても、仕事へ向かう矛盾行動のあげく、冠水で身動きすら出来ずに水没孤立してる事実がある。


ざわざわする気持ちがある。

冠水も孤立も続いてる地域がある。
それでも明日も仕事があって、トラックを走らせる。

ドライバーとしての経験はルートの組み立てに役立つかもしれない。
無事に走れそうな道の想像だ。
それもまた事実かとおもうが、その程度のコトでしかない。




またしても自然災害の恐ろしさを思い知らされてしまった。



なんでもない夕暮れを迎えられる安堵感に包まれた。


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これは尊いコトなのだと考えさせられる。
posted by warda at 23:16| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の歩み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする