2016年08月11日

「いすゞのトラック」



そろそろ1ヶ月ほどになる新しい相棒。

走れ 走れ、いすゞのトラック ♪
どこまでも〜

そのいすゞの大型トラック 初代ギガの最終型に乗り、日々の仕事に向き合っております。

だいぶ馴染んできたようにおもうので、
回想録を残そうとしよう。


トラック乗りが二十年も続くとは…
いまになっておもえば、よくやってきたもんだと感慨深いものがある。

腰掛け程度の感覚で面接に望んだとおもうんだ。
あの頃は二十代の後半、他の仕事に就く可能性だってあった。

なのに続けてこれたのは自分に向いていたのだろうか?
そんなワケはないとおもうが。

なによりも苦手な早起きという日々、
いつからか思ったのは 「運転手=責任感」
眠い目を開けて走る仲間たちは それぞれが誰かの為にトラックを走らせている。

本当は布団で朝まで眠りたいのだ。
何故にトラックドライバーに?

そんな気持ちを持ち続け、いつしか誇りと意地を持つようになってきた。
根底にあるのは「責任感」に尽きるとおもうんだ。

そして、それがわかりやすい仕事であろうとおもう。


自分らが成人した頃はバブルと呼ばれた時代だった。
小学生の頃に近所に出来た工場へ就職し、
残業代だけでも相当稼いだっけ。
毎月の給料がボーナスみたいな金額だった。
SONYの磁気ヘッドを作り出す超精密加工を担当する事業所で技術者として仕事をしたのだった。
まさにミクロンの世界で毎日が勉強だったし、最先端の加工技術を追求し続けるスゴい仕事でした。
sp-ベータカム、8_Handycam、等々記録デバイスの基幹工場で磁気ヘッドを加工する日々でした。
製法特許に包まれた独特の世界観が支配する工場内で、当時のSONYブランドを支える量産工場が近所にありました。
まさに田んぼの真ん中にあったのです。
皆の持つHandycamのヘッドは田舎から産み出されていたのです。

若さとは…馬鹿というか、幼いというか、
そんな素晴らしき職場を飛び出して外の世界を求めた結果が今なんだ。

タイヤショップ店員もやった。
クレーンの運転士も経験した。


そして今ココってな感じ。

いつも中途半端で投げ出してきた自分なのにトラックドライバーが一番長く続いてしまった。

向いてた?
そうなのか?

でも、考えてみれば、
いままで経験したSONY時代の学びやクレーン仕事の物理的な考え方、ショップ時代に習ったタイヤの知識もすべてが今に役立っている。

ありがたいコトだ。


トラックドライバーの仕事は運転をするだけでも務まる。が、それだけで済まない部分にこそ以前の経験が役立っているとおもう。
何かに役立つ引き出しは多いほど重宝するもんだ。

一見、単純な仕事なのだが、そうでもなくて、サービス業である以上臨機応変な対応が出来るか出来ないかが大きな差になって表れる。

人としてのさじ加減とかもね。

人材不足が深刻化する傾向のドライバー事情のなか、アチコチにガタがきつつある我々世代が主軸になってきてるのが現状なのだ。これはキツい現実です。

下の世代は本当に貴重な存在だ。
あとに続く仲間たち、世代交代は目前に迫ってきてる。



自分は12台のトラックを乗り継いできた。

2dの三菱キャンターから始まり、
大型トラックのFUSOグレートが7台、
4d三菱ファイターが1台、
豊里運輸時代に計9台だな。
そして日の出運輸ではグランドプロフィアを2台乗ったあと、
今回、初めていすゞのトラックに乗るコトになった。




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豊里運輸時代 最後の相棒が三菱スーパーグレート。
ずっとグレートシリーズを乗り継ぎ、すっかり三菱FUSOファンになった。
自分にとって トラック=三菱マークだった。




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日の出運輸では日野グランドプロフィアが初めての相棒となった。

日野のトラックをカッコいいとおもえたのはこの型がはじめて。
縦長のデザインが新しくて、高い運転席が気分良く、トルクの太いエンジンで走りは快適だった。
キャビンの居住性がイマイチと感じてしまうのは仕方ないかも。


そして初めてのいすゞは初代ギガに乗る。

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バチ当たりな引き算を施してノーメッキなフロントに変えた。

あえてメッキ無しのソリッドカラー時代が始まってるとおもうのは自分だけか?(笑)

企業イメージの日の出カラーを全面に出すにはコッチがよさげ。

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特にいすゞのギガはメッキ武装が主流のカスタマイズなので、メッキ皆無の顔つきは逆に目新しくみえるかも。
いさぎよくブルーとブラックで日の出カラーを強調する路線に変更。



1ヶ月ほど乗ってみて、
いすゞの乗り心地の良さに気づき始まってる。
目新しさはないのだが居住性が良いのだな。なんといっても「静か」に尽きる。
そしてキャブサスが良く出来てる。
揺れが穏やかであること。

眠気を誘う「静けさ」と心地よい「揺れ」
これは地味にスゴいコトかもしれないな。

走りはどんくさい感じがするが、パワーバンドを使えないデジタコの解析事情があるので致し方なし。
それは走り方で慣れるしかあるまい。



当分はいすゞライフを満喫するコトにしよう。
地味に素晴らしい居住性というのは満足感につながっていきそうだし、根強いいすゞファンの存在もわかる気がするこの頃です。
posted by warda at 09:52| 宮城 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々の歩み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする